
「ドリルを買う人が欲しいのはドリルではなく、穴だ」——このタイトルが示す通り、お客さんが本当に求めているものは「商品そのもの」ではなく「商品が与える価値・結果」だということを徹底的に教えてくれる本です。
BANSOUで税理士事務所への営業代行をやっている自分にとって、これは読む前と後で提案の仕方が変わった一冊です。
この本が教えてくれること
マーケティングの教科書として有名な本ですが、難しい理論よりも「お客さんの視点でものを考える」という根本を、具体的な事例とストーリーで学べます。
本書は主人公の女性マーケターが様々な課題を解決していくストーリー仕立てで、理論と実践が自然に身につく構成になっています。
「ベネフィット思考」が全ての基本
この本の核心は「ベネフィット(顧客が得る価値)」の考え方です。
例えばドリルを売るとき、「高性能モーター搭載」という機能を訴求するのではなく、「5秒で壁に穴が開く」「日曜大工が楽しくなる」というベネフィットを訴求すべきということ。
BANSOUで税理士事務所に営業するとき、最初は「営業代行サービスです、月〇件アポが取れます」という説明をしていました。でもこれはドリルを売っているのと同じ。税理士事務所が本当に欲しいのは「アポ数」ではなく「顧問先の増加」「売上の安定」「時間の節約」なんですよね。この本を読んでから提案の切り口が変わりました。
4つの戦略フレームワーク
本書では以下の4つの視点でマーケティングを考えます:
- ベネフィット:顧客が得る価値は何か
- セグメンテーション:誰に売るかを絞る
- 差別化:競合との違いは何か
- 4P:Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販促)
どれも聞いたことがある概念だと思いますが、この本はこれらを「どう使うか」まで教えてくれます。


