こんにちは。今日はイエローストーン国立公園を訪れた際の旅行記です。
イエローストーンは世界初の国立公園で、アメリカで最も人気のある観光地です。僕の中ではイエローストーンがアメリカで行って良かったランキング第1位になっています。
イエローストーンでは日本では見ることができないような大自然や野生動物との出会いがあります。
この記事ではイエローストーンで出会える動物たちと出会いやすい場所を旅行に行った時の情報を交えて紹介していきたいと思います。
イエローストーンのシンボル!「アメリカバイソン」
バイソンは、北アメリカ大陸最大の哺乳類のようです。体長2メートル、体重900kgにもなるようです。
こんなバイソンをイエローストーンでは間近でみることができます。おそらく、イエローストーンを訪れて初めて見る動物はバイソンになるでしょう。
正直、バイソンはイエローストーンに行けば、ほとんどどこでも出会えることができます。
最初に出会ったときは、感動でした。おもわず、バイソーンと叫んでしまいました。
でも、これぐらいで驚いてはいけません。バイソンはどこにでも出没します。イエローストーンではおなじみのバイソン渋滞です。彼らはイエローストーンの道路を歩いて移動しています。
人間をみても全然逃げることがなく、のそのそと歩いている光景はまさにここでしか見れない光景です。でも5日間もいれば、バイソンをみすぎて、あ。またお前か。ってなるようになります笑
しばらく行くと車がたくさんとまっていて、これはただのバイソン渋滞じゃないぞ。といった雰囲気。イエローストーンでは、車がたくさんとまっていたり、レンジャーが出動していたりするとなにかがその先にあるのです!自分も車をとめてみてみることにしました。
でも、よーくみても、やっぱりバイソンしかいない。しばらくみていると、片方のバイソンは全く動いていません。どうやら、この横たわっているバイソンはすでに命がつきてしまっているようです。
夫婦だったのでしょうか。このバイソンは離れようとしません。現実をうけとめられないのか、どうしちゃったの?と言わんばかりに、寄り添い続けます。動物のドキュメンタリー番組でもみているかのような光景でした。このあとトレイルをしたあと、4時間くらい経ってから再び通りましたが、まだ寄り添っていました。
なんとも感慨深い気持ちになり、野生動物にも感情があるんだなと考えさせられる光景でした。
運が良ければ遠吠えも聞けるかも!? ハイイロオオカミ
イエローストーンにきたら、絶対に見ておきたいと思っていたオオカミです。イエローストーンでは1度オオカミは絶滅しているようです。そして、オオカミがイエローストーンからいなくなってしまったことで、生態系が乱れてしまったそうです。
そこで、イエローストーンでは1995年にカナダから連れてきたオオカミを放ちました。
その結果、オオカミのおかげでイエローストーンの生態系が戻ったそうです。オオカミがいないと、シカが増え、彼らが草を食べまくることで小動物たちや鳥が減ってしまったそう。
オオカミはイエローストーンの生態系の中で大事な役割を果たしているんですね。
でも、このオオカミ、先ほどのバイソンと比べると遭遇難易度が格段にあがります。オオカミをみるために、毎日のようにラマーバレーに通いました。ラマーバレーが一番オオカミをみることができるようで、たくさんの大きな望遠鏡をもったアメリカ人が、遠くの方を探していました。
隣にいたアメリカ人が、「ほら、ここにオオカミがいるよ!」と大きな望遠鏡を貸してみせてくれましたが、多分1kmくらい離れてたんじゃないでしょうか。オオカミなのかコヨーテなのか、この写真でなかなか見分けつかないですが、大きな望遠鏡をもったアメリカ人いわくこれはオオカミ!とりあえず目標達成です。
なかなか近くでオオカミを見るのは難しいのかな~と思っていたら、奇跡が起きました。Hayden Valley付近で朝7:00頃、前の車が急にスピードをおとしてとまりました。
すると、1匹のオオカミが道路を歩いているではないですか。暗くて写真にははっきり写らなかったですが、間違いなくオオカミでした。自分の車のわずか10m先くらいを歩いていました。
そのあと林の中へ消えていきましたが、なんと遠吠えも聞くことができました。感激です。
近寄り厳禁。グリズリーとブラックベア
この旅行の中で2頭のクマを見ることができました。クマも出会えたらラッキーです。
クマによる事故も起きているようなので、出てくるなと思いつつ、遠くからなら見たいなと思うクマたちです。
グリズリーやブラックベアに遭遇するには、野生動物が多い、Hayden ValleyやLamar Valleyをドライブしながら注意深く観察しつつ、車が異様にとまっていたり、レンジャーが出動している場所には必ず立ち寄る!ということをすればきっと出会えます。
まずは、グリズリー。Hayden Vallyの川の周りを走っていると、なにやら路肩に車が増えてきました。これはなにかあるぞ。みんなが川岸の方をみています。
あ!グリズリーです。何やら大事そうに抱えています。エルクでしょうか?角のようなものが土からでています。
実際にグリズリーがいるのはこの川の向こう岸側です。
イエローストーンでは双眼鏡や、光学ズームが優れたカメラが必須です。我が家では直前にカメラを購入していきましたが、本当にもっていって良かったです。
続いてはブラックベアです。こちらはマンモスホットスプリングを超えて、ラマーバレーに行く途中の道でみかけました。まだ、出てきたばかりのようで、自分たちが第2発見者でした。そこからどんどん人が増えてきました。
ピョンと飛び跳ねて獲物を捕まえる「コヨーテ」
コヨーテもみることができました。コヨーテは草木にかくれてしまい、なかなか見つけるのが難しいですが、旅行中3回みかけることができました。
獲物をつかまえるために、ピョンと飛び跳ねてる姿が可愛らしかったです。
マンモスホットスプリングあたりのエルク
エルクもバイソンと同じように、イエローストーンでは比較的容易に遭遇できる動物です。特にここ、マンモスホットスプリングに常にいました。このエリアでは、なんだか奈良公園のシカを思い出しました。
でも、エサやりは厳禁です。しかもエルク、想像以上に大きいし、立派な角が生えているので近づきすぎるのはちょっと怖いです。
イエローストーン周りのレストランにはエルク肉を使った料理が食べられます。なかなか美味しかったです。
プロングホーン
足が速く時速70km-80kmで走ることができるそう。Lamar Valleyで出会うことができました。
2頭で追いかけっこしていましたが、めちゃくちゃ足が速かったです。
イエローストーンで野生動物を見るのにオススメの場所
イエローストーンを1周して、野生動物を見るのに適した場所の紹介をしていきます。
Lamar Valley (ラマーバレー)
1番のおすすめはLamar Valley です。バイソン渋滞はここ、Lamar Valleyに行けば見れると思います。
オオカミウォッチングもここが一番おすすめです。たくさんの人が、車を止めて望遠鏡で遠くの林の方を観察しています。
- オオカミ (レベル4)
- ブラックベア (レベル4)
- コヨーテ (レベル 3)
- エルク (レベル 3)
- プロングホーン(レベル2)
- バイソン (レベル1)
Hayden Valley (ハイデンバレー)
Lamar Valley よりは、動物の数が少ない印象を受けましたが、それでもバイソンの群れやエルクの群れなどは見ることができます。僕はここでクマをみることもできました。
- グリズリーベア (レベル4)
- コヨーテ (レベル 3)
- エルク (レベル 2)
- バイソン (レベル1)
イエローストーンの動物観察での便利情報
イエローストーンを回る際に、注意しなければならないことを何点か紹介します。
- 動物には近づきすぎない。イエローストーンでは動物ごとに、どれだけ近づいてはいけないというのが決められています
- 望遠鏡や高倍率の光学ズームができるカメラは必須
- オフラインマップをあらかじめ読み込んでおく。
上記の3点は最低限押さえておきたいです。
動物に近づきすぎたための事故とかも起こっているようです。また、カメラについては、肉眼ではなかなか見づらいものも、ズーム機能などを使うことでよくみることができました。iphineだけでは不十分です。
また、オフラインマップはあらかじめ入れておくといいと思います。なぜなら、電波が届かないエリアも多く、車で回っている最中に一度マップを閉じたりすると再度検索ができなくなってしまう可能性があるからです。
最低限以上のことを押さえておくだけで、イエローストーン巡りがずっと楽しいものになりました。
我が家は直前にカメラを買いましたが、本当に買って良かったです。また、アメリカの他の国立公園とかでも大活躍でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?イエローストーンに行けば、大自然がいっぱい広がっていて、そこには野生動物たちとのたくさんの出会いがあります。
他にもグランドキャニオンなど有名な国立公園に行きましたが、やっぱりイエローストーンが一番でした。
イエローストーンで野生動物を観察したい方の参考になれば幸いです。
では、また。