アメリカ生活

1年間アメリカに住んで分かった、アメリカの運転事情

アメリカに1年住んでみてわかった日本との道路環境・自動車事情の違いについてまとめたいと思います。

これからアメリカで生活する方やアメリカの旅行でレンタカーを使う方がアメリカで運転する上で覚えておいた方が良い情報を書いていくので、参考になればと思います。

交通ルールの違い

日本とアメリカでは交通ルールの違いがたくさんあります。州によって厳密なルールが違っていたりする場合もあるので、事前にその州のルールを確認することをお勧めします。

右側通行・左ハンドル

アメリカは右側通行です。また運転席は左側にあります。最初のうちは慣れなかったですが、1週間くらい運転するとほとんど問題ないくらいに慣れました。

赤信号でも右折してOK

アメリカでは赤信号でも一旦停止をして、車が来ないことを確認すれば右折しても大丈夫です。ただし、No turn on RED という標識がたまにあるので、この標識がある場合は右折してはいけません。

踏切では一旦停止をしなくてOK

日本では、踏切では一旦停止を必ずしますが、アメリカでは不要でした。そもそも列車が日本みたいにほとんど来ませんでした。

スクールバスの乗降時は必ず停止してバスの出発を待つ

スクールバスは黄色いバスです。学生が乗り降りする際は、STOPのサインがバスの横から出ています。この場合は、自車線・対向車線どちらにバスがいようと必ず停車しなければなりません。

制限速度はMPH(マイル表記)

アメリカでは制限速度はマイルで表記されています。1マイルは1.6kmなので、よくあるアメリカのフリーウェイでの70といった表記は、制限速度 時速112km相当です。アメリカでは警察が見えづらいところによくはっているので、スピードオーバーには注意です。一定以上のスピードオーバーをすると、裁判所に出廷が要求される場合もあります。

アメリカの道路環境・交通事情

とにかく広く、同じような道が続く

アメリカの道はとにかく広いです。また、郊外だと同じような道がどこまでも続いていきます。

高速道路(フリーウェイ)が無料

アメリカでは無料で日本の高速道路のような道を通行することができます。有料の高速道路もありますが、筆者はほとんど有料道路を使用することなく移動することができました。正直、有料道路を使用してもしなくても、移動にかかる時間はたいして変わらない。というのが1年生活してみた印象です。

日本みたいなサービスエリアはほとんどない

日本では、高速道路を使用すると頻繁にサービスエリアがでてきて、トイレ休憩やごはん休憩をすると思います。アメリカのフリーウェイにはこういったサービスエリアはほとんどありません。たまに、50マイルくらい走るとRest Area といったトイレのみある休憩所があるくらいです。ガソリンスタンドとかも付いているサービスエリアは有料の高速道をを走っているとたまにあります。

トイレ休憩はフリーウェイを降りてすぐあるガソリンスタンドへ

サービスエリアがほとんどないことを説明しましたが、じゃあトイレとかはどうするの?となりますよね。アメリカではフリーウェイを降りるとだいたいすぐ1分もしないうちに、ガソリンスタンドがあります。ガソリンスタンドにトイレがあるので、トイレ休憩にはガソリンスタンドを利用できますまた、フリーウェイには、降りた場所にどんなガソリンスタンドやファーストフード店があるのかといった看板もでているので、降りる際に確認すると良いと思います。

右からも左からも追い越しされる

アメリカは日本と違って、道路が広くその車線数も多いです。多い場合で5以上の片側車線といった道路もあります。そのため、アメリカでの運転は、右も左も注意して見ている必要があります。基本は右側が遅い車ですが、たとえ2車線の道路であっても、右から全然追い越しされます。

パトカーがフリーウェイの反対車線との間の茂みに潜んでいるので注意

アメリカのフリーウェイは非常に多くのパトカーがスピード違反を取り締まっています。フリーウェイの自車線と対抗車線の間にスペースがあり、パトカーはそこに潜んでいます。自分も一度捕まった経験がありますが、10mphオーバーしていると普通に捕まります。周りの車もほとんどスピードオーバーしているので、周りに合わせていても自分が捕まってしまうことがあります。

住宅街が近づくと急に制限速度が遅くなる

アメリカでは住宅は住宅街に集まっていることが多く、郊外であっても、そのエリアにさしかかるとそこだけ制限速度が急激に遅くなる場合があります。そのような場所も、パトカーには注意が必要です。

道路に飛び出してくる動物に注意

アメリカを運転して驚いたことの一つが、動物の死骸の多さです。シカなどの大型動物やリスのような小型動物がたくさんひかれており、動物の飛び出しが非常に多いです。自分も一度小動物をひいてしまいましたが、よけるのは非常に困難です。アメリカの先輩に教わったのは、小動物が飛び出してきた場合はなるべく急なハンドル操作は避ける。シカのような大型動物が飛び出してきたときは、衝撃も強いので、なんとかして避ける。のが鉄則のようです。また、稀にスカンクが飛び出してくることもあるようで、スカンクは小動物ですが、絶対に避けたほうが良いようです。なぜなら、匂いで車が使い物にならなくなってしまうから、だとか。。。

日本では見慣れない道路標識と道路

Stop All way (全車止まれ)

このような標識が交差点で出てくることが多々あります。この場合、全車両一旦停止が必要です。進む順番は基本的には停止した順からですが、アメリカ人はよく譲ってくれます。また、同時に停止したり、何台も停止して順番に進んでいる場合、自分から見て反時計回りの順番で進んでいく場合が多いです。

Yield (ゆずれ)

なじみのない英語かもしれませんが、ゆずれ。を意味しています。合流するときなどによく出てきますので、ほかの車が来ないことを確認してから進みましょう。

アメリカのドライバー

実際にアメリカで運転してみて感じたアメリカのドライバーの特徴も記載したいと思います。

煽り運転など危ない運転をする人が結構多い

アメリカ人は車間が日本と比べて狭いです。それに加えて、ゆっくり走っているとすぐ後ろまでつけて煽ってくる割合も日本と比べて多いと感じました。そういった運転をしている人は、ウィンカーも出さずに、左から右からおかまいなく、猛スピードで追い越しをしているのをよく見かけます。

整備不良でも気にせず走行している

アメリカは日本と違い、車検というものがありません。そのため、整備不良のままでも走行している車が多いです。ライトが片方壊れて取れている車や、ボコボコにへこんでしまっている車も平気で走っています。整備不良のため、ヘッドライトの向きがあっていないために、めちゃくちゃ後続車のライトが眩しかったりもします。

道をよく譲ってくれる

アメリカ人はよく道を譲ってくれる印象があります。All way stop等でも、Go Go!と手で合図を送ってくれたりします。

まとめ

アメリカで運転する上での、交通ルール、道路環境、ドライバーの違いについて紹介していきました。アメリカは日本と比べても運転は難しくないのですし、ルールさえ覚えておけば問題ないです。それにアメリカは本当に車文化で、どこに行くにも車が必要でした。

これから、アメリカで運転する方が、事前に注意ポイントを理解する助けになればと思います

では、また。