1926年に書かれた本が、100年後の今でも読まれ続けている。それだけでこの本の価値は証明されていると思う。
『バビロンの大富豪』は古代バビロニアを舞台にした短編集形式の本で、お金持ちになるための原則を物語を通して教えてくれます。ビジネス書というより小説に近い読み口です。
この本の核心「黄金の7つの知恵」
本書で語られる教えの中でも、特に重要な原則が7つあります。
- 収入の10分の1を貯蓄せよ:まず最初に自分に払え(先取り貯蓄)
- 支出をコントロールせよ:欲望と必要を混同しない
- 貯蓄を増やせ:働かせることで資産に変える
- 損失から資産を守れ:元本を失うリスクを避ける
- 持ち家を所有せよ:家賃を払い続けるより資産に変える
- 将来の収入を確保せよ:老後・病気に備える
- 自分を磨け:稼ぐ力を上げる
21歳の自分が驚いたこと
読んで一番驚いたのは、「収入の10%を先取りで貯蓄する」という教えが、現代のNISA積立とまったく同じ発想だということ。
自分は毎月給料が入ったらすぐNISAに入金するようにしています。これ、バビロンの大富豪がやっていることと本質的に同じなんですよね。100年前に答えが出ていたのに、みんな実践できていない。
もう一つ刺さったのは「元本を失うリスクを避けよ」という話。ギャンブル的な投資で一発逆転を狙うより、地味にコツコツ積み上げる方が確実という教えは、高配当株投資をしている自分の方針と完全に一致していました。
読みやすさについて
200ページ以下で、物語形式なのでサクサク読めます。投資の教科書っぽくないので、「難しい本は苦手」という人でも抵抗なく読めるはずです。
逆に「具体的な投資先・銘柄を知りたい」という人には物足りないかもしれません。あくまでマインドセットと原則の本です。
読むべき人
- ✅ お金の使い方・貯め方の基本を学びたい人
- ✅ 投資の前に「考え方」を整えたい人
- ✅ 読書が苦手で薄い本から始めたい人
- ✅ 子供・学生にお金の教育をしたい親
まとめ
100年読まれ続けている理由がわかる本です。書いてあることは地味で当たり前のことばかりですが、「当たり前を続けること」がいかに難しいかを改めて気づかせてくれます。
お金に関する本を一冊だけ読むなら、これか『サイコロジー・オブ・マネー』をすすめます。
バビロンの大富豪を今のお金の常識に置き換えると
100年前の教えですが、現代の制度に置き換えると驚くほどそのまま使えます。
- 収入の10分の1を貯蓄せよ → 給料が入ったらまずNISAへ自動積立(先取り投資)
- 貯蓄を働かせよ → インデックスファンドや高配当株で複利を効かせる
- 元本を失うリスクを避けよ → 一発逆転を狙わず、分散して長期で持つ
- 自分を磨け → 稼ぐ力(本業・副業)を上げて入金力そのものを増やす
つまりこの本は、現代のインデックス投資・NISA活用の「原型」とも言えます。具体的な始め方は新NISAの始め方ガイド、同じくお金の心理を扱うサイコロジー・オブ・マネー(Amazon)と合わせて読むと理解が深まります。
21歳がバビロンの大富豪から実際に取り入れたこと
自分がこの本を読んで一番変えたのは「先取り貯蓄」の習慣です。
以前は「余ったら貯金・投資」でしたが、それだと結局余りません。バビロンの教え通り、収入が入った瞬間に一定額をNISAへ回すようにしたら、自然とお金が貯まるようになりました。100年前から答えが出ていたのに実践できていなかった、と気づかされた一冊です。
「収入の一部を資産に回す」という原則を、現代の億り人の考え方として読むなら「1年で億り人になる」(Amazon)がつながります。
よくある質問
古い本なので情報が古いのでは?
扱っているのが「お金の原則・心理」なので時代の影響をほぼ受けません。1926年に書かれた内容が今でもそのまま通用するのがこの本の強みです。
どのくらいで読めますか?
200ページ以下で物語形式なので、2〜3時間で読めます。通勤・通学の電車の中で読み切れるボリュームです。