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新NISAの始め方 完全ガイド|NISAとは?仕組み・2つの枠・口座開設まで【2026年版】
NISAとは何か(税金がかからない仕組み)から、新NISAの2つの枠、証券口座の選び方、何を買うか、月いくら積み立てるかまで、初心者向けに順番に解説。21歳が実際にやってみて感じた注意点もまとめました。
執筆・検証:ぜん/編集方針
「NISAを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」──そういう声をよく聞きます。この記事では、証券口座の開設から毎月の積み立て設定まで、順番に解説します。
新NISAとは何か、3行で
- 株・投資信託から得た利益が非課税になる国の制度
- 通常は利益に約20%の税金がかかるが、NISAなら0円
- 2024年に制度が大きく改善され、年間360万円・生涯1,800万円まで使える
シンプルに言えば「税金を払わなくていい投資枠」です。使わない手はありません。
新NISAの2つの枠
| |
つみたて投資枠 |
成長投資枠 |
| 年間上限 |
120万円 |
240万円 |
| 投資対象 |
長期積立に適した投資信託 |
株・ETF・投資信託 |
| おすすめの使い方 |
毎月の自動積立 |
高配当株・ETFの購入 |
初心者はまず「つみたて投資枠」から始めるのがおすすめです。
NISAの仕組みをもう少しくわしく
税金がかからないと、どれくらい違う?
ふつうの口座では、株や投資信託で出た利益に約20%の税金がかかります。1万円の利益なら、手元に残るのは約8,000円です。NISA口座ならこの税金がかかりません。
- 運用益10万円の場合 ふつうの口座:約2万円が税金/NISA口座:10万円まるごと受け取れる
長く積み立てるほど利益は大きくなるので、この差も広がっていきます。
2024年からの「新NISA」で変わったこと
- 非課税で持てる期間が無期限に:以前は5年・20年といった期限があった
- 年間の枠が拡大:つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円で、合計360万円まで
- 生涯の枠は1,800万円:売却すると、使っていた分の枠が翌年以降に復活する
つみたて投資枠と成長投資枠の中身
- つみたて投資枠:長期の積立に向くとして金融庁の基準を満たした投資信託が対象。インデックスファンドが中心で、初心者が最初に使う枠
- 成長投資枠:個別株やETFにも投資できる。ただし毎月分配型の投資信託など、一部の商品は対象外
証券口座の選び方
NISAを始めるには証券口座が必要です。結論から言えば、SBI証券か楽天証券のどちらかを選んでおけば間違いありません。
- SBI証券:手数料最安水準・クレカ積立でTポイント/Vポイント還元
- 楽天証券:楽天ポイント活用・楽天銀行連携で使いやすい
楽天ユーザーなら楽天証券、それ以外はSBI証券を選ぶのが無難です。
何を買えばいいか
投資信託の選び方で迷ったら、以下の2択から始めましょう。
- 全世界株:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)──世界中の株に分散投資。「オルカン」と呼ばれる人気のファンド
- 米国株:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)──アメリカの大企業500社に投資。長期リターンが高い
どちらを選ぶか迷うなら「オルカン1本」でOKです。世界全体の株に分散されているので、アメリカ以外の成長も取り込めます。
月いくら積み立てればいい?
正解はありませんが、「生活費3ヶ月分を現金で残した上で、毎月余るお金をそのまま積み立てる」が基本です。
大事なのは「暴落しても売らない額」に設定すること。月10万円積み立てて暴落時に売ってしまうより、月3万円を淡々と続ける方がはるかに良い結果になります。
新NISAでよくある失敗と対策
新NISAの始め方はシンプルですが、初心者がやりがちな失敗もあります。最初に知っておくだけで防げるものばかりです。
- 失敗1:無理に上限まで入れようとする──まとまった資金がないのに背伸びすると続きません。新NISAは毎月コツコツで十分です。
- 失敗2:暴落時に売ってしまう──新NISAは長期前提の制度です。下がったときこそ「安く買えている」と考えて、淡々と積み立てを続けます。
- 失敗3:銘柄を頻繁に変える──一度決めたら基本は放置。あれこれ乗り換えるとコストがかさみ、成績もかえって落ちます。
- 失敗4:生活費まで投資に回す──生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)は現金で確保した上で、余るお金だけを回すのが鉄則です。
新NISAで一番大事なのは「始めること」と「続けること」。難しいテクニックは要りません。
学生・20代が新NISAを始めるなら
21歳・学生の自分も、新NISAで高配当ファンドを積み立てていました(今は事業の資金に回すため売却済みです。経緯は21歳の投資遍歴に)。20代で新NISAを始める最大のメリットは「時間」です。
複利は運用期間が長いほど効果が大きくなります。月1万円でも、20代から30年続ければ元本の何倍にもなり得ます。バイト代からでもいいので、少額で早く始めることが何よりの武器です。
ただ、自分が実際にやってみて感じたのは、金額が小さすぎると増えても実感がなく、続ける気持ちを保ちにくいということでした。少額で始めつつ、毎月回せる金額(入金力)を増やすことも同じくらい大事です。くわしくは21歳がNISAを始めて気づいた3つの誤算に書きました。
「お金が貯まってから」ではなく「今ある範囲で」始める。これが20代の新NISA戦略です。具体的な商品の選び方はオルカンとS&P500の違いの記事、続け方の考え方はほったらかし投資術の感想(Amazon)も参考にしてください。
まとめ
- SBI証券 or 楽天証券で口座開設(10分〜)
- つみたて投資枠でオルカンまたはS&P500を設定
- 毎月自動積立に設定して、あとは放置
これだけです。「完璧なタイミング」を待つより、今すぐ始めることの方がはるかに大切です。
よくある質問
新NISAは何歳から始められますか?
18歳以上であれば誰でも口座を開設できます。学生でも、収入がバイト代だけでも始められます。
新NISAは月いくらから始められますか?
SBI証券・楽天証券などのネット証券なら、月100円から積み立てを設定できます。まずは無理のない金額で始めるのがおすすめです。
つみたて投資枠と成長投資枠、どちらを使えばいいですか?
初心者はまず「つみたて投資枠」でオルカンやS&P500を積み立てるのが基本です。高配当株やETFに投資したくなったら「成長投資枠」を併用します。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取引や投資を勧誘するものではありません。投資・購入に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。掲載内容には正確を期していますが、その完全性・最新性を保証するものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。