JEPIとJEPQを買っていた時期がありました。やめました。
「高配当ETFで毎月分配金をもらいたい」という動機で買いましたが、使ってみて気づいたことがあります。仕組みを理解することと、自分に合っているかは別の話でした。
JEPIとJEPQとは
どちらもJPモルガンが運用するカバードコール型ETFです。
- JEPI:S&P500の株を保有しながら、コールオプションを売って毎月分配金を出す
- JEPQ:ナスダック100をベースにした同じ仕組みのETF
分配利回りは年率7〜9%程度(変動あり)。毎月分配されるのが特徴で、高配当ETFを探している人に人気があります。
カバードコール型の仕組み(簡単に)
仕組みは以下の通りです。
- 株(またはそれに連動する資産)を保有する
- その株に対して「コールオプション」を売る
- オプション売りで受け取ったプレミアム(対価)を分配金として払い出す
つまり、上昇余地を売って、分配金という形で受け取っている構造です。
なぜやめたのか
上昇相場でキャップされる
カバードコールは、株価が大きく上がるとその恩恵を受けられません。オプションを売っているため、一定以上の上昇分は相手(オプションの買い手)に渡ります。
2023〜2024年のような強い上昇相場で、JEPIやJEPQはS&P500やナスダック100に大きくアンダーパフォームしました。分配金をもらいながらも、総リターンで負けていたということです。
下落には普通に弱い
「オプション売りで下落をカバーできる」と思いがちですが、そうではありません。オプションプレミアムは受け取れますが、株価下落の影響はほぼそのまま受けます。下落耐性という意味では通常の株式ETFと大きく変わりません。
分配金が不安定
毎月分配されますが、金額は一定ではありません。市場のボラティリティが下がるとオプションプレミアムも下がるため、分配金が減ります。「毎月安定して入ってくる」という感覚は持ちにくかったです。
自分の目的とずれていた
自分が高配当ETFを選ぶ基準は「暴落が来ても配当で心理的に耐えられるか」でした。でも、JEPIとJEPQは上昇相場を犠牲にして分配金を出す仕組みです。長期での資産成長を求めている自分には、ミスマッチでした。
「高配当」という言葉だけで選んで、その仕組みが自分の投資目的と合っているかを確認していなかったのが失敗の本質だったと思っています。


