「高配当株に投資したいけど、どれを選べばいいかわからない」
個別株を一から調べて選ぶのは、知識もなければ時間もかかる。そんな悩みを解決してくれるのが高配当ETFです。
私は21歳で資産形成を始めたとき、最初に選んだのは個別株ではなく、ETFでした。今もNISAの中心は1489と1343の2本。この記事では、なぜこの2つを選んでいるのか、セクターという観点を交えて解説します。
高配当ETFとは?個別株との違い
ETF(上場投資信託)は、複数の銘柄をまとめてパッケージにした金融商品です。株と同じように証券口座で売買できます。
高配当ETFは、配当利回りの高い銘柄を集めたETFで、配当金を定期的に受け取ることを目的に設計されています。
高配当ETFの3つのメリット
① 小資金から分散できる
個別株で分散投資しようとすると、1銘柄あたり数万〜数十万円が必要です。例えばトヨタを1単元(100株)買うには数十万円かかります。
ETFなら1口から購入でき、その中に何十〜何百銘柄が組み込まれています。数万円から始めても、実質的に幅広い銘柄に分散投資できる。これが最大のメリットです。
② 銘柄の入れ替えを自分でしなくていい
個別株で高配当ポートフォリオを組む場合、「業績が悪化した銘柄を売って、別の銘柄に乗り換える」という作業が発生します。これが地味に大変です。
ETFはファンドの運用会社が自動的に組み入れ銘柄を見直し・入れ替えてくれます。「配当が減った会社が知らないうちに除外されていた」という恩恵を受けられます。手間ゼロです。
③ 情報収集・分析の負担がほぼゼロ
個別株は決算を追いかけ、業績を読み、ニュースをチェックする必要があります。ETFはその必要がなく、ほぼ放置でOK。忙しい日常の中で投資を続けるのに向いています。
高配当ETFの2つのデメリット
① 各銘柄の比率を自分で変えられない
ETFは指数(インデックス)に連動して動くため、「この銘柄を多めに持ちたい」「この業種は除外したい」という細かい調整ができません。
組み入れ比率はETF側のルールで決まっており、個別にカスタマイズするには個別株投資が必要になります。
② 運用コスト(信託報酬)がかかる
ETFには信託報酬と呼ばれる年間コストがかかります。ただし、国内の高配当ETFはこのコストが非常に低い。
| ETF | 信託報酬(年) |
| 1489(日本高配当株) | 約0.208% |
| 1343(J-REIT) | 約0.155% |
100万円投資して年2,000円前後。「ほぼかからない」と言っていいレベルです。個別株を管理する手間と比べたら、払う価値は十分あります。
私が選んだ2本のETF
1489:NEXT FUNDS 日本株高配当70連動型ETF
東証プライム上場企業の中から、配当利回りの高い70銘柄を選んで組み入れたETFです。
- 金融・商社・エネルギー・通信など、配当の高い業種が中心
- 日本の大企業が主体で、倒産リスクが比較的低い
- 年4回分配金が出る
セクターで見ると、銀行・保険・商社の比率が高め。景気敏感株が多いため、景気後退局面では下落しやすい面もありますが、配当利回りの安定感は高いです。
1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
J-REIT(日本の不動産投資信託)全体に連動するETFです。オフィス・商業施設・住居・物流倉庫などさまざまな不動産に間接的に投資できます。
- 不動産からの賃料収入が配当の原資なので、株式と動きが異なる
- 年4回分配金あり。配当利回りは3〜4%台が多い
- 1489と組み合わせることで、株式と不動産という異なるセクターに分散できる
1489と1343を組み合わせる理由
この2本を持つ理由は「株式と不動産で動きが違うから」です。
| 1489(高配当株) | 1343(J-REIT) |
| 中心セクター | 金融・商社・通信 | 不動産(REIT) |
| 金利上昇の影響 | 比較的小さい | マイナスに働きやすい |
| 景気敏感度 | 高め | 中程度 |
| 分配金の安定性 | 高め | やや変動あり |
どちらかが下がる局面でも、もう一方がカバーしてくれる可能性があります。完全な相関消去ではないですが、1本より2本持ったほうがリスクは下がります。
21歳の正直な話
私が1489と1343を選んだ一番の理由は「シンプルで続けやすいから」です。
個別株を分析する時間も、毎月銘柄を入れ替える知識も、今の段階では持っていない。だから「プロが選んでくれた銘柄集合体」に乗っかるのが、今の自分に最も合った方法だと判断しました。
現在のNISA資産は約3万5,000円(2026年7月時点)。金額はまだ小さいですが、仕組みを作って続けることが最優先と考えています。
まとめ
- 高配当ETFは小資金・手間なしで分散投資できる最も効率的な方法
- デメリットは「個別銘柄の比率を変えられない」「わずかなコスト」だけ
- 1489(日本高配当株)+1343(J-REIT)の組み合わせでセクター分散になる
- ETFは「完璧ではないが、初心者が長く続けられる」という点で優れている
投資は続けることが一番大事。シンプルな仕組みで積み上げていくのが、21歳の自分には合っています。
📖 投資遍歴の全記録
個別株→オルカン→米国ETF→高配当→暗号資産まで、21歳が実際に試して負けも含めて総括した記録はこちら → 21歳の投資遍歴|全記録