
「お金は貯めるもの」という前提を疑わせてくれる本です。
投資や節約の本は山ほどあります。でも「どう使うか」を真剣に考えさせてくれる本は意外と少ない。この本はそこに切り込んでいます。
この本が問いかけること
タイトルの通り、テーマは「お金の使い方」です。
1度きりの人生で、お金をどこに使えば本当に満足できるのか。何にお金を使うと後悔しないか。逆に、何にお金を使っても幸福感が増えないのか。こういったことを、心理学・行動経済学・哲学を交えながら解き明かしていきます。
自分は21歳で投資と節約を意識しているつもりでしたが、「将来のために貯める」ことばかりを考えていて、「今の自分の人生を豊かにするためにどう使うか」はあまり考えていなかったと気づきました。
「モノ」より「体験」にお金を使え
この本で繰り返し出てくるのが「モノへの支出より体験への支出の方が幸福度が高い」という話です。
新しいスマホを買っても1週間後には慣れる。でも友人との旅行や初めての体験は、何年後も記憶として残り続ける。幸福感の持続時間が全然違う。
これはDIE WITH ZEROでも語られていた「経験の配当」という概念と重なります。若いうちに体験にお金を使った方が、記憶として長く価値を生み出すということ。
「将来のために我慢する」の落とし穴
お金を貯めること・投資することは大切です。でも「今を犠牲にして将来に備える」だけになってしまうと、今の人生の豊かさが失われます。
この本は「貯めるな」と言っているわけではなく、「今と将来のバランスを意識しながら使え」という話をしています。どちらかではなく、両方を最大化する使い方を考えようということ。
自分は高配当株でインカムを積み上げていく方針ですが、その配当をどこに使うかは今まであまり考えていなかった。この本を読んで「配当の使い道」を意識するようになりました。


