「エスキモーに氷を売る」——一見ムリな話をタイトルにしたマーケティングの名著です。著者は、観客動員数が最下位だったNBAチームを高収益チームに変えた伝説のマーケター、ジョン・スポールストラ。
「魅力のない商品をどう売るか」
多くの本は「良い商品をどう売るか」を語りますが、この本のテーマは逆。魅力のない・売れない商品をどうセールスするか。現実で一番ぶつかる課題です。「顧客一人ひとりに直接頼む」「顧客が買いたがる商品だけ売る」「クライアントをヒーローにする」など、顧客と本気で向き合う姿勢の話です。
21歳・営業中の自分に刺さったこと
自分はBANSOUという営業代行をやっています。実績ゼロ・知名度ゼロで売るのは、まさに「エスキモーに氷を売る」ようなもの。特に「わが社ではいつもそうやってきた、は何かが間違っている最初の警告」に刺さりました。ドリルを売るには穴を売れ(Amazon)やなぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか(Amazon)とも深くつながります。
読むべき人
- ✅ 営業・マーケティングを仕事にしている人
- ✅ 「売れない商品」を売る立場の人
- ✅ 起業・副業で自分のサービスを売りたい人
まとめ
理論書というより、現場で戦う人のための実践書。「いい商品なら売れる」という幻想を捨て、顧客と本気で向き合う大切さを教えてくれます。
BANSOUの営業に直接使えた考え方
税理士事務所への対面営業から持ち帰った具体的なこと:
- クライアントをヒーローにする:提案のゴールを「自社が売れる」ではなく「相手が問題を解決できる」に置く
- 一人ひとりに直接頼む:一斉メールより個別に「あなたに頼みたい」と伝える方が響く
- 顧客が買いたがる商品だけ売る:ニーズのない人に売ろうとしない
営業を「押し売り」ではなく「問題解決の提案」として捉え直すきっかけになりました。
この本と合わせて読むなら
営業クエスト(Amazon)と影響力の武器(Amazon)との組み合わせがおすすめです。
「売れない商品」をどう売るか
著者は、万年最下位のNBAチーム(=魅力のない商品)のマーケティングを任され、それでも観客動員を伸ばした人物。タイトルの「エスキモーに氷を売る」は、一見ニーズのない相手にどう価値を届けるかの比喩です。
核心は「商品そのものではなく、顧客が本当に欲しい満足を売る」こと。弱いチームでも、家族の思い出・エンタメ体験・特典といった“別の価値”に変換すれば売れる。商品の機能を並べるのではなく、顧客の視点に立って価値を再定義する——マーケティングの本質が実体験で語られます。
こんな人におすすめ/逆に向かない人
おすすめ:営業・マーケティングに関わる人、差別化しにくい商品を扱っている人、「良いものを作れば売れる」の壁にぶつかっている人。自分もBANSOU(営業代行)を始める前に読みたかった一冊です。
向かないかも:体系的な理論より読み物寄りなので、教科書的なフレームワークを求める人には物足りないかもしれません。
よくある質問
マーケティング初心者でも読めますか?
読めます。理論書ではなく著者の実体験(NBAチーム再建)が中心なので、物語として楽しみながらマーケの本質をつかめます。
「ドリルを売るには穴を売れ」とどっち?
両方おすすめです。「ドリル〜」が基本理論、「エスキモー〜」が現場の実践。合わせて読むと立体的になります。
営業にも役立ちますか?
役立ちます。「商品ではなく顧客の満足を売る」という発想は、そのまま営業トークや提案の作り方に応用できます。
古い本ですが今でも通用しますか?
通用します。媒体は変わっても「顧客視点で価値を再定義する」という原則は普遍で、SNS時代のマーケにもそのまま効きます。