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「お金は寝かせて増やしなさい」要約・感想
水瀬ケンイチ『お金は寝かせて増やしなさい』の要約と感想。インデックス投資が最適解である理由を、NISAで積立投資を実践する21歳が「これが答えだ」と感じた点とともに紹介します。
執筆・検証:ぜん/編集方針
NISAでインデックス投資をしている人が「理論的な裏付けがほしい」と思ったとき、最初に読むべき本だと思います。
著者の水瀬ケンイチさんはブロガー出身のインデックス投資家で、実際に自分でインデックス投資を20年近く続けてきた経験をもとに書かれています。
この本が言いたいこと
タイトルそのままです。「お金は寝かせておけ(長期保有しろ)」。難しい銘柄選定も、タイミングを計る必要もない。全世界株か米国株のインデックスファンドを買い続けて、放置するだけ。
これは「ジャスト・キープ・バイング」や「敗者のゲーム」と同じ結論ですが、この本は特に日本の制度・商品に特化して書かれているので実践しやすい。
具体的で実践的
他のインデックス投資本と違うのは、日本のNISA・iDeCoの具体的な使い方まで解説していること。「どの証券会社で」「どのファンドを」「毎月いくら」積み立てるかまで書いてあります。
自分がNISAでeMAXIS Slim全世界株式を選んでいる理由の一つも、この本を読んで確信を持てたからです。
暴落への対処法が秀逸
特に良かったのは「暴落時にどうするか」の章。暴落したときに売ってはいけない理由、むしろ安く買えるチャンスである理由を、過去のデータで丁寧に説明しています。
コロナショックのときの実体験も書かれていて、「プロでもない一般人がインデックス投資で資産を守れた」という現実感があります。
読むべき人
- ✅ NISAを始めたばかり、または始めようとしている人
- ✅ インデックス投資の理論的な根拠を知りたい人
- ✅ 暴落が怖くて積立をやめそうな人
- ❌ 個別株で大きく勝ちたい人(その方向性の本ではない)
まとめ
インデックス投資の入門書として、日本語で書かれた本の中では最高レベルだと思います。NISAを始める前に読むか、始めてから「これで本当にいいの?」と不安になったときに読む本です。
お金は寝かせて増やしなさいの実践ポイント
この本が他のインデックス投資本と違うのは、日本人がそのまま実践できる具体性にあります。本書の要点を実践レベルでまとめると、こうなります。
- つみたてNISA・新NISAを最大限に活用する
- 全世界株(オルカン)か米国株(S&P500)のインデックスファンドを選ぶ
- 毎月一定額を自動積立にして「寝かせる」
- 暴落しても売らない。むしろ安く買えるチャンスと捉える
「どの証券会社で、どのファンドを、毎月いくら」まで踏み込んでいるので、読んだその日から行動に移せます。商品選びに迷ったらオルカンとS&P500の違いの記事、口座開設からの流れは新NISAの始め方ガイドも合わせて読むと迷いません。
21歳がこの本を読んで考えたこと
自分もオルカンを2万円くらいから少しずつ買っていた時期があります。でも学生で入金力が足りず、少し利益が出たところで売ってしまいました(21歳の投資遍歴)。
この本で一番効くのは、「暴落時に売らない理由」を理屈で納得させてくれるところです。ただ自分の場合、手放した原因は暴落ではなく、金額が小さすぎて続ける意味を感じにくかったことでした。理屈で納得しておくことと、続けられるだけの元手を用意すること。その両方が必要だと、今は思います。投資の知識より先に「心の準備」をくれる本でした。同じく心理面を扱ったサイコロジー・オブ・マネー(Amazon)、実践重視のほったらかし投資術(Amazon)も相性が良いです。
よくある質問
投資の知識がゼロでも読めますか?
はい。インデックス投資とは何かから説明されているので、投資初心者でも読めます。むしろ初心者に最適な本です。
「ジャスト・キープ・バイング」と内容が被りますか?
結論は似ていますが、この本は日本の制度(NISA・iDeCo)に特化しているので実践的です。どちらか一冊なら日本人にはこちらをおすすめします。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取引や投資を勧誘するものではありません。投資・購入に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。掲載内容には正確を期していますが、その完全性・最新性を保証するものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。