
「この先10年で世界はどう変わるのか」を全方位で描いた未来予測本です。著者はシンギュラリティ大学の創設者ピーター・ディアマンディス。イーロン・マスクの盟友としても知られます。
テクノロジーは「掛け算」で加速する
核心は、複数のテクノロジー(AI・ロボット・3Dプリンタ・センサー)が同時進化し、掛け算で世界を変えるという視点。医療・金融・教育・小売・交通など、あらゆる業界がこの10年で姿を変えると予測します。「どこに張るべきか」を考える材料になります。
21歳の自分に刺さったこと
2030年はまだ20代。この本が描く未来をまさに生きる世代です。「どの業界が伸びるか」「どんなスキルが必要か」を考える地図になりました。大きなトレンドに乗る発想はメタトレンド投資と重なり、2034 未来予測 AIのいる明日と合わせて読むと未来像が鮮明になります。
読むべき人
- ✅ これからの10年でどの業界が伸びるか知りたい人
- ✅ 学生・若手で未来にどこに張るか考えたい人
- ✅ 投資の成長テーマを探している人
指数関数的な成長をつかむ「6つのD」
著者ピーター・ディアマンディスが提唱する、テクノロジーが世界を変えていく段階を表した有名なフレームワークが「6つのD」です。あらゆる産業がこの順番で変化していくと説きます。
| 段階 | 意味 | 起きること |
|---|---|---|
| ①デジタル化(Digitalization) | 情報がデジタルになる | 複製・伝達コストがほぼゼロになる |
| ②潜行(Deception) | 初期は変化が見えにくい | 指数関数的成長の初期は「大したことない」と見誤られる |
| ③破壊(Disruption) | 既存産業を一気に置き換える | ある日突然、旧来の市場が崩れる |
| ④非収益化(Demonetization) | お金がかからなくなる | これまで有料だったものが無料化していく |
| ⑤非物質化(Dematerialization) | モノが消える | カメラ・地図・音楽プレーヤーがスマホ1台に集約 |
| ⑥民主化(Democratization) | 誰でも使えるようになる | かつて一部の人のものだった技術が世界中に普及 |
この6段階は、投資でもキャリアでも「今どの段階にあるか」を見極める物差しになります。特に②潜行のフェーズにあるテクノロジーを早く見つけられれば、③破壊が来る前に先回りできる。セクター投資で「これから伸びる業界」を探すときの視点としても使えます。







